(千歳船橋のピアノ教室♬)正しく弾くこと、楽しく弾くこと 

― どちらも大事にしたい、子どものピアノ時間 ―

「先生聴いて!」と学校やおうちで弾けるようになった曲を聴かせてくれる時に、音や弾き方に誤りを見つけることがあります。

その時それを指摘するかそのままそっとしておくか、そのお子さんのご成長によって対応の仕方をとても悩みます。

なぜなら間違いを指摘されることを受け入れられるタイミングがお子さんによって違うからです。

「こんな弾き方もあるよ」と提案のように持ちかけたり、「先生はこうやって弾いてみようかな」と正しい弾き方をさりげなく示して弾いてみながら子ども達の反応を探ります。

反応がない時は、「今は自分の弾き方で弾きたいのかも?」と間違いには触れず、「自分でそこまで弾けるようになったんだねー!」とお子さんのありのままを受け入れ、「じゃあ新しいことも挑戦してみよう!」と講師のレッスンに基づき進めます。

決して間違いを放置するということではなく、お子さんの成長を待ち、時期を改めるということです。

楽譜を見て頭をたくさん使いながら正しく練習することももちろん大切ですが、自由に気の赴くままにリラックスしてピアノを弾いている時間も「ピアノ楽しい!」という気持ちや、表現しようとする感受性を育んでいます。

夏休み、「夏」をテーマに連想して作曲した音楽を同じクラスのお友達と連弾することに挑戦中です。

上達に向けて一歩ずつ進めることももちろん大切なのですが、自分の気持ちをピアノで表現できるようになることも大切にしたいです。

両方のバランスを取りながらピアノに向き合っていって欲しいです。

ご成長と共に、指摘されたことを素直に受け入れられる時期が来ます。

その時期を待つことの大切さ、講師としての見守り方を先生達と皆で共有しながらレッスンを進めています。